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園長のことば

 園長の言葉 ・園だよりより・

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 *'24園だより7月より*

2024-06-26
 梅雨の晴れ間、夏日の暑さになる日は、昼遊びの砂場に水を入れて泥んこ遊びに興じています。靴を脱いで(泥んこから靴を守る為にも)裸足になり、水たまりに入っては「アハハ!」なんて大笑いしながら、ひんやりした水と足裏のくにゅくにゅした感触を楽しんでいます。
また、いつの間にか夏休みまであと一月足らずとなりました。光組はその前に一学期の一大イベントのお泊まり会があります。第一園舎の入り口付近に、お泊り会の持ち物表が貼ってあり、自分の荷物は自分で準備するために、光組は少しずつ記憶したり、書き出すなどしてお家の人にその内容を伝えることになっています。普段なら少々億劫にもなりがちな確認作業でしょうが、連日光組は表の所に集まっています。お泊り会があると発表があってから、嬉しさで頑張りのモチベーションが上がったようです。
光組の子が熱心に見ているものはいったい何かしらと、興味を持った愛組や花組も覗きたくて手を伸ばすのですが、これは光組への大事なお知らせなんだと言わんばかりに、いさめられるのでした。何しろ友だちとのお泊りだと思うと気分がハイテンションになるのは致し方ないでしょう。
でもお泊り会しかり、楽しみな夏休みしかり、安定した日常生活を基盤とした健康あってのものだねです。終園日に持ち帰る各クラスの「夏の生活表」は、生活リズムを一定にし、自発的に一日を過ごせるように工夫が凝らされていますから、健康的な毎日のためにきっと力を発揮してくれることでしょう。
  
園長  角田 郁美

*'24園だより6月より*

2024-05-30
 クラス遠足が晴天のもと楽しく終えられ感謝です。
また、この時期園ではいろいろな植物を植えます。つぼみ・希組が植えたヒマワリは本葉を出してきましたし、園児皆で植えた芋の苗は少し頭をもたげてきました。そして愛組はミニトマトの苗も先日植えました。こうした自然との交わりは子どもの豊かな成長に欠かせないものの一つです。その上植物を育てることには責任が伴います。例えば晴れ続きのこの頃は、せっせと水やりしないといけないわけです。実りまで責任を持つことで、子どもの内面こそ一段と実ることでしょう。
さて、光組の『幼児祝福式』が六月に行われます。
誕生してから今日までの成長を、神様に感謝し、今後の健やかな成長を祈る式です。先日光組は牧師先生から、生まれた時からずっとイエス様から「あなたは大事な存在」だと守られてきたこと、これからの道のり、どんな時も、おとなになってからもイエス様は一人ひとりを愛し続けてくださることを聞きました。子ども達はその式に備え、神様とお話ししたい言葉を考え、練習しています。一人ひとりが祈りの言葉を語り、牧師先生から祈っていただきます。子どもたちとご家族の祝福の時です。
「どんなときにも喜んでいなさい」
           (テサロニケ人への第一の手紙 五章十六節)
これは、祝福の記念に色紙(しきし)に書かれる聖句です。その横には大きく広げた子どもの手形が押されています。生まれた時の写真や手の大きさと比べ、わが子の成長を実感する式となることでしょう。子どもの心からの祈りに真摯に心を合わせ、ご出席の方々も祈りを捧げる時としてください。
 
園長  角田 郁美
 

*’24園だより5月より*

2024-04-26
 つつじの花が今を盛りと咲いています。私が下関に住み始めた頃はつつじと言えばゴールデンウィークを思い浮かべると言うくらい五月の花でしたが、数年前からその時期を待たず満開を迎えるようになりました。華やかに咲くのは嬉しくても、温暖化の事実を考えると、おとなの責任を突き付けられてしまいます。
さて、四月二十二日から新しい花組さんが皆登園するようになり、全員の二時降園も始まって一段と幼稚園が活気付いています。この時期のトピックスは、何と言っても光組と花組のお世話関係が始まることでしょう。お互い知り合うのは殆どが初めてで、名前も言えるかどうかという関係ですが、先日おこなった対面式では、もう体を寄せあって写真に納まっていました。花組が光組に心をひらき、信頼を示す一日目です。(対面式の様子は、ホームページにありますので、見ていただけると嬉しいです。)
また春から初夏にかけては、外遊びに最適な時期と言えます。子どもにとって体づくりのために外遊びが欠かせないことは言うまでもないでしょう。そこで、昼食は四十分間を目安として設定し、十三時十分の「帰りの会」が始まるまでにできるだけ遊ぶ時間を確保するようにしました。昼ご飯の完食が苦手な子も、区切りをつけて外へ出ますので、体を使う分、夕食が進むかもしれません。体を動かす→食が進む→体力がつく、というサイクルになることを願っています。
 梅雨入り前の貴重なこの時期を、めぐみ幼稚園自慢の豊かな自然の中で、子ども達の体と心が喜ぶ遊びが充実するよう関わってまいります。
 
園長  角田 郁美

*’24園だより4月より*

2024-04-08
 前日は二〇度を超える温かさかと思うと、翌日は春の嵐が吹き荒れて、気まぐれすぎる天候にあたふたするこの頃です。
そして新学期早々、考えもよらぬ火災が起きてしまい、皆様のご心配はいかばかりかと察しています。
当日出入りしていた造園業者が今までになく使用したバーナーから引火したのだろうとのことですが、とにもかくにも、居合わせた誰にも怪我無く済んだこと、第二園舎のみの被害で済んだことは、本当に感謝です。
報道などで事態を知った方々から、次々寄せられる善意と励ましのことば(在園保護者の方を始め、卒園関係の方、教会関係の方、納品業者の方までも)を受けるにつけ、当然失ったものはあるけれど、幼稚園を取り巻く絆の太さに、得るものこそ多いのだと気付かされました。
まず、今ある園舎をどう工夫すれば園児がスムーズに過ごせるかを考える日々です。職員皆で知恵を出し合い、子ども達の協力を得ながら、皆様の祈りの中で進もうと思います。つぼみから光組まで、繋がりを深める機会にもなるでしょう。
三寒四温を経て、幼稚園の坂道にある公園は、菜の花の黄色やアーモンドの花・桜のピンク色の濃淡が相まって美しい春の装いです。
自然界の着実な歩みと、いつも前を向いて生きている子ども達のエネルギーを見習って、教職員一同団結し前進する覚悟です。どうぞ、これまで同様にご協力をよろしくお願い致します。
園長  角田 郁美

*'24園だより3月より*

2024-02-27
 先日、三十三年ぶりに、卒園児の方が訪ねてくださいました。卒園と同時期に引っ越され、長く下関を離れていたと言われるのに、その言動はつい最近まで在籍していたかのように、めぐみ幼稚園の記憶がとても鮮明なことに驚かされました。
光組の地図の作品や数の教具を見て、自分も当時作業したことや、「重量板は楽しかった~」と、作業名も覚えていました。そして大工室に入るやいなや「あ~、この匂い!」と一気に幼稚園時代がよみがえる様子でした。卒園製作で仕上げた刺繡の写真をスマホから見せてくださり、今でも大切にしていること、幼稚園の経験から、小学生時代の夏休みの宿題は、刺繡作品にしたことなどを生き生きと語られました。
この方の、めぐみ幼稚園時代の体験や経験は、確かなこととしてご自分のなかに深く存在し、その後の人生に大きく影響を与えたであろうことが垣間見え、嬉しい時となりました。同時に、こころをつくし、力を尽くし関わり続ける日々の積み重ねが、その人の人格となっていくことを改めて思い知らされ、私たちの責任の重さも新たにしました。
 さてつぼみから光組まで、一貫教育を掲げる在園の子ども達の今、それぞれのクラスの子たちは次のクラスに向かって躍動を始めています。つぼみ、希組は花組と交流を重ねながら「お買い物ごっこ」を準備しその日を心待ちにしているところです。愛組は、光組がしているのを見ているだけだった「縄跳び」の回し方や飛び越しを練習しはじめ、「キーボード」の音出しに入りました。そして光組は、自分たちで発案した「音楽」「体操」「集まり」「生活」四分野の係の仕事を輪番制に活動している日々です。
三十三年後、いやもっと長く、彼らの「生きる力」となることを心から願うのです。
 
園長  角田 郁美
 
学校法人めぐみ学園
めぐみ幼稚園
〒750-0009
山口県下関市上田中町2-13-26
TEL:083-222-7356
FAX:083-222-8305
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