園長の言葉 ・園だよりより・
1月巻頭言
2022-01-11
お天気に恵まれ、陽気の良い新年の幕開けでした。穏やかな気候そのままに、これからの日々が送れることを願わずにはいられません。
さて、三学期が始まります。二月は逃げる、三月は去るとのことわざ通り、あっという間に過ぎてゆく時期ですが、今までの子どもの成長を顧み、次へのステップを踏み出すための大切な時です。教師たちはこのことを念頭に置いて子どもたちと接していきます。ある子には自信がつくように、ある子には重荷になりすぎないように、ある子には言葉で表現できるように・・・・などなど。その子の自立や成長を助ける適切な方法は何かを吟味しつつ関ります。
また、子どもに伝わる言葉を必要な時に、より具体的に言えるようにと思い続けます。
私たちの幼稚園は、規模的に全員の子を教師が知り、関われることが強みでもありますから、援助の力を結集して、この三学期もあたろうと思います。もちろんご家庭の恊力が必要なことは言うまでもありません。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
園長 角田 郁美
さて、三学期が始まります。二月は逃げる、三月は去るとのことわざ通り、あっという間に過ぎてゆく時期ですが、今までの子どもの成長を顧み、次へのステップを踏み出すための大切な時です。教師たちはこのことを念頭に置いて子どもたちと接していきます。ある子には自信がつくように、ある子には重荷になりすぎないように、ある子には言葉で表現できるように・・・・などなど。その子の自立や成長を助ける適切な方法は何かを吟味しつつ関ります。
また、子どもに伝わる言葉を必要な時に、より具体的に言えるようにと思い続けます。
私たちの幼稚園は、規模的に全員の子を教師が知り、関われることが強みでもありますから、援助の力を結集して、この三学期もあたろうと思います。もちろんご家庭の恊力が必要なことは言うまでもありません。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
園長 角田 郁美

12月巻頭言
2021-11-30
「一年が早いなあ」とつい言ってしまうのは、どうもおとなだけのようです。新しい経験が減っていき、すでに体験済みの日々が繰り返されるからだとか。一方、子どもにとってこの時期は、賑やかで、きらびやかで楽しいことの多い日々ですし、いつまでも続いて欲しい学びの濃い時でも有ります。
先日は、作業参観日においでくださってありがとうございます。おうちの方がおられても、いつも通りという子どももおりますが、張り切ったり、はにかんだり、緊張したり・・・、嬉しいような恥ずかしいような、というのが多くの子の気持ちでしょうか。中には、普段と違う様子に当惑して、自分のお母さんに助けてもらいたい思いから、側を離れがたくなる子もいます。まさに、うちの次女はそのタイプでした。参観日に私の足元で、何もしない我が子に「困ったなあ」と思ったものです。
その後教師になって、気付いたことは、日頃幼稚園では自分の力を出す子ども達であっても、お母さんがいる時は、りりしくふるまう姿をなかなか目にできないのだな、という事実です。親子とは、甘えあう関係なのですから当然です。内弁慶だった私の娘も、普段の幼稚園では、それなりに頑張っていたことでしょう。ただ、私が娘に対して「もっと、こうなったらいいのに」と思っているうちは花開きませんでした。ある日の何気ない会話の中で彼女が自分の想いを私に伝えた時、「自分の気持ちをちゃんと言えるところがあなたのいいところね」と言ったら、その翌日から幼稚園で彼女は変化した、と当時の先生から聞きました。足りないところに目を奪われず、良いところに目をやれば親子で幸せです。
さて、クリスマス礼拝がやってきます。一人一人に役があり、皆の力を合わせて、一つのものを作り上げるときです。親御さんの期待も膨らむでしょうが、当日の出来いかんではなく、それまでの子どもの歩みに目を向けていただき、どうぞ等身大の子どもの姿にエールを送ってくださればと思います。
園長 角田 郁美
先日は、作業参観日においでくださってありがとうございます。おうちの方がおられても、いつも通りという子どももおりますが、張り切ったり、はにかんだり、緊張したり・・・、嬉しいような恥ずかしいような、というのが多くの子の気持ちでしょうか。中には、普段と違う様子に当惑して、自分のお母さんに助けてもらいたい思いから、側を離れがたくなる子もいます。まさに、うちの次女はそのタイプでした。参観日に私の足元で、何もしない我が子に「困ったなあ」と思ったものです。
その後教師になって、気付いたことは、日頃幼稚園では自分の力を出す子ども達であっても、お母さんがいる時は、りりしくふるまう姿をなかなか目にできないのだな、という事実です。親子とは、甘えあう関係なのですから当然です。内弁慶だった私の娘も、普段の幼稚園では、それなりに頑張っていたことでしょう。ただ、私が娘に対して「もっと、こうなったらいいのに」と思っているうちは花開きませんでした。ある日の何気ない会話の中で彼女が自分の想いを私に伝えた時、「自分の気持ちをちゃんと言えるところがあなたのいいところね」と言ったら、その翌日から幼稚園で彼女は変化した、と当時の先生から聞きました。足りないところに目を奪われず、良いところに目をやれば親子で幸せです。
さて、クリスマス礼拝がやってきます。一人一人に役があり、皆の力を合わせて、一つのものを作り上げるときです。親御さんの期待も膨らむでしょうが、当日の出来いかんではなく、それまでの子どもの歩みに目を向けていただき、どうぞ等身大の子どもの姿にエールを送ってくださればと思います。
園長 角田 郁美

11月巻頭言
2021-11-05
季節外れの暑い日々が一変し、真冬かと思わせる寒さとなってとても驚きました。お母様方は急な衣替えにせわしかったことでしょう。「大切な秋」はどこにいったのでしょうか⁉
日本の魅力の一つ、 移り行く美しい四季が失われていくようで、「地球に良いことは何でもしよう!」と思い直しています。
さて、各クラスミニミニ運動会に参観くださりありがとうございます。目標に向かい体と頭を動かす日々の活動が、子ども一人一人を大きく成長させ、変化した姿を観て頂けたと思います。その変化は幾度も挑戦する力、克服する喜び、努力内容を理解する力など様々な要素が含まれています。観て頂いた子どもの変化が、さらに成長へと向かう力と成るように援助し続けたいと思っております。
収穫感謝の日も迎えました。お芋を掘り、園の周りを散策し、柿、だいだい、ザクロ、花の実、どんぐり、様々な実りを見つけ、『神様から頂いている沢山のお恵みを感謝できる』感性を共有しました。めぐみの子どもたちは、神様への感謝や祈りは、いつも身近にあります。一日の節目節目に聞く教師の祈り、お当番さんの祈り、また誕生日会や行事での泉牧師の祈りなど経験を積んでいますので、きっと神様をそばに感じていることでしょう。
11月は、光組の『幼児祝福式』が行われます。
誕生してから今日まで無事に成長できたことを神様に感謝し、今後の健やかな成長を祈る式です。先日、牧師先生から、生まれた時からずっとイエス様が見守ってくれていること、そしてこれからの道のりのどんな時でも、イエス様は一人ひとりを愛し続けてくださるとお話を聞きました。今、光組はその式に備えて、神様とお話したいことを考えています。式で、一人ひとり祈りの言葉を語ります。そして牧師先生から祈っていただきます。子どもたちの祝福の時です。子どもの祈りに真摯に心を合わせたいと思います。
「神はいつもあなたと共におられます」
(ヨシュア記一章九節)
これは、祝福の記念に色紙(しきし)に書かれる聖句です。その横には大きく広げた子どもの手形が押されます。生まれた時の写真や手の大きさと比べ、わが子の成長を実感する式となることでしょう。神様と共にいつもあることを知った光組の子どもたちは、暗闇の中でさえ安心を得、希望も与え続けられるでしょう。ご家族の方がたと、ご一緒に式を迎えられることを感謝します。
園長 角田 郁美

10月巻頭言
2021-09-30
朝晩しのぎ易くなり、いつの間にかセミの声も少なくなってきました。
替わって、夜には虫の声が増し、季節は着実に秋へと向かっていると感じるこの頃です。日中の寒暖差が大きいのはこの時期の特徴です。体温調節がまだうまくできない子どもに、夕方涼しいと思ったら一枚羽織ってあげるなどお願いします。
さて、五クラス保護者の勉強会を、今月の花組さん(10/26予定)で、それぞれ一回目を持つことができることとなりました。任意の会ですが、コロナ第四波、第五波の影響を受けて思う時期に実施できない面もありましたが、全員出席くださったクラスもありますし、他のクラスも過半数の方が、参加くださり、お互いお子さんのことを思いながら、様子を分かち合うことができる機会となりました。足を運んでくださったことに感謝しております。
私たちおとなの成長は、子どものように目覚ましくはありません。ただ、子育ての期間は、そんな私たちが大きく成長し続けられる最後のチャンスであり、スタートでもあると言われています。まず、授けられたこの子は、私とは違う「自分の考えや意志を持った人」だと受け入れる勇気が、子育てには必要です。この勇気を手にすると、感情的にならず、こども独自の考えや発想の楽しさを知り、子どもに協応、対応するという下地ができます。おとなの考えや、やり方を一方的に押し付けようとしても、なにも良いことがないと知っていく中で、根気も育ちます。忙しい日々の中、おとなにも子どもにも、いい塩梅(あんばい)どころを探すことで工夫が身に着いていきます。これを繰り返していると余裕がでて、子どもへの工夫を楽しむことができるようになったら、おとな自身もどんどん心豊かになることでしょう。
園長 角田 郁美

9月巻頭言
2021-08-30
夏休み前半はうだる様な真夏日の連続、後半は打って変わって線状降水帯の出現が続きました。その上コロナ状況は心配の度合いを増しましたので、子どもたちはどうしているかなあと思う日々を過ごしました。おとなにとっては心の晴れない夏休みだったことでしょう。
そのような状況でも、子どもはきっと何かしらに喜びを見つけ、いつものように笑って、時には泣いてという、普通の日々を過ごしていることを願っておりました。子どもは、落ち着いたいつもと同じ日常を、かえって好んだりもします。そんな日常を大切に過ごして欲しいという思いも込めて、お渡しした「夏の生活表」も親子で頑張って仕上げてくださったことでしょう。
さて、2学期の始まりです。長いお休みを経て、しばらく振りに子どもたちに会うと、その変化にいつも驚かされます。たとえば、ほっぺがぷんとしていたのに、顔立ちがシュッとしておとなっぽくなっていたり、背が伸びていたり、言葉使いに変化があったりいたします。そんな嬉しい成長の驚きに満ちた始園日を楽しみにしています。教師たちは成長した子どもの変化にも対応できるように、環境だけでなく、心も新たにし登園を待っています。
園長 角田 郁美
