1. 本年度に重点的に取り組む目標や計画
(1)教師は、子供が成長と自立へ向かえているか観察を深める。また、モンテッソーリ教育の援助者として実力を深める。2才児つぼみから年長児までが一貫した保育となるよう連携し合う。
(2)教育理念を実現するため、下関バプテスト教会と協働し、礼拝と聖話、日常の祈りの時間を大切にする。子どもが、神と人から愛されて、愛し合える存在であることを保育全般を通して伝え、実践する。
(3)園生活をするうえで困難のある子の理解を深め、必要な援助内容を明確にしてかかわる。教師間、保護者、必要であれば専門機関と連携し、共有していく。
(4)満3才児保育が充実するよう、2才児つぼみと連携しつつ、成長に即した感覚器官や運動機能の向上に努める。
(5)子どもが室内外の遊びを自由に選択し、新しい発想や発見ができるよう環境を整える。また楽しんで筋力、体力を養える機会を提供する。
(6)園と家庭が互いに理解を深め、子どもの心身の成長のために、よりよい援助者となれるよう連絡・連携を密にしていく。
(7)子どもが安全かつ安心して園生活を送れるよう、園舎及び園庭の環境整備を行うと共に、防犯・防災の訓練を行う。
(8)ホームページやブログ等を活用し、園での子どもたちの様子を伝えられるように努める。また広く園外の人にもめぐみ幼稚園の良さを知ってもらう。
(9)「新しい生活様式」を継続し、新型コロナウイルス感染症対策に必要な手段を、保育全般、各行事で確実に行う。
(10)教職員の仕事内容を吟味し、整理付けしながら残業時間を減らし働き方改革を継続する。
2. 評価項目の達成及び取組状況
評 価 項 目 結果
(1) 園児が園生活を楽しめている ( A )
(2) 園児の基本的生活習慣の育ちについて ( B )
(3) 園児の自立心の育ちについて ( B )
(4) 園児が良好な友だち関係を築けている ( A )
(5) 園児の内面に自己肯定感が育っている ( A )
(6) 教師の園児への対応・援助について ( A )
(7) 園児の怪我やトラブル対応について ( A )
(8) 園の家庭との連携について ( A )
(9) 園の保育参観の設定について ( A )
(10)園の教育目標を伝える努力について ( A )
(11)保護者からの意見への対応について ( A )
(12) 園の施設整備、環境美化について ( A )
(13) 園の安全に関する取り組みについて ( A )
(14) たよりやホームページの活用について ( A )
※評価の根拠
保護者アンケートの結果 肯定的評価が75%以上のものを(A)
おおむね達成されているがさらに努力を要する課題があると考えられるものを(B)とした。
3. 学校評価の総合的な評価結果 [ A ]
【 評 価 理 由 】
本年度の取り組み目標10項目を基に、22項目の設問アンケートを行った結果、「そう思う」と「ややそう思う」の比率が高く、概ね良い結果であったと思う。これは保護者の皆さまのご理解があってのことと感謝し今後に活かしていきたい。中でも、教師の子どもへの対応について「そう思う」の比率の高いことは、教師個人ばかりでなく園職員にとって励みとなり、これからも努力していきたい。しかし、「あまりそう思わない」「そう思わない」の比率で目立ったのは、設問3「目を見て自分から挨拶する」と設問4「子ども自ら忘れ物がないよう身支度する」だった。これらは園でも意識して取り組んでいる内容ではあるが、家庭との連携がもっと必要であると感じている。
自由記述でいただいた園へご意見については、回答に記載した通り改善に向けた取り組みをしていきたいと思う。また、「PTA役員」についての意見は、役員の方々に考えていただき、回答を記入している。
園の教育が子どもにとって豊かで喜ばしいなものになるよう、保護者の皆さまの協力を得て来年度へ繋げていきたい。
4. 今後取り組むべき課題と取り組みについて
・園児の自立心の育ち
子どもの自立にとって重要な項目、基本的生活習慣に重点を置き、年齢的な目標を定め、更に援助の仕方や方法などを、家庭との連携を強化し、教師、保護者とも意識向上に努める。
・ホームページ等の有効活用
ホームページのリニューアルに向けて準備中である。より親しまれる、より活用しやすい内容を目指す。
・安全教育の充実
園児の防災・防犯の学び、年2回の避難訓練の実施。
いざという時に迅速な動きが取れるよう地区の消防署や警察とも連携し、まず教職員の意識向上、防災・防犯計画等の周知徹底。
・学校評価の共有
学校評価アンケート(保護者・職員)を実施し、その結果を保護者や教職員やと共有して、より良い園の教育活動に活かせるようなものにしていく。
・園児募集への努力
本園の教育の独自性や良さについて教職員間で共有し、時代対応への努力をしながら、めぐみ幼稚園の教育基本を伝え、一人でも多くの園児を確保できるように努力する。
来年度は光組17名、愛組19名、花組17名、希組3名、計56名で新学期をスタート。
5. 学校関係者評価委員会(2/8実施)の意見
学校評価保護者アンケート集計の結果、設問3「相手の目を見て挨拶する」は、相手との信頼関係もあるし、昨今の防犯意識から親も用心させることが考えられる。設問4「子ども自ら忘れ物が無いように身支度する。」では、希、花、愛組に比べ光組が高いので、年齢と共に成長は見られる。年齢の低い人たちには、評価が出にくい設問であるかと思われる。設問21「防災」に関して、図書活動の保護者と一緒に訓練したことがあったが、どう動くか戸惑いもあったとのことなので、次の機会には善処したい。総合評価結果は「A」となったが、今後の取り組みには未だ課題はあり、結果に満足すことなく、常に精進していくという気持ちをこめてのAと受け止めたい。またC、D評価の数値が散見されることも教職員に周知し、意識して子どもにあたり、園の運営を行っていきたい。