1. 本年度に定めた重点的に取り組むことが必要な目標や計画をもとに設定した学校評価の具体的な目標や計画
(1) 教師は園生活のすべてにわたり園児一人ひとりをよく観察し、子ども達が「自立」「自律」を身に着けられるよう、保護者の方とも協力し、適切な援助を行う。
(2 ) 子ども達が、神と人々から愛されている存在であることを知り、自分を認め愛する心、また他者を認め愛する心を持てるよう導く。
(3 ) 子ども達が自分に与えられている力を信じ、五感と運動能力をさらに磨き、自分のためにも他者のためにもその力を使えるよう教え導く。
(4 ) 子どもが遊びを通し、自由な発想や発見を楽しみながらより豊かにしていけるよう援助する。
また、集団遊びにより社会性や仲間意識を高められるよう導く。
(5) 各行事を通し、子どもが楽しみながら頑張る力や社会性を育てることができるよう援助する。
(6) 園と家庭が互いに理解を深め、子どもの心身の成長のためにより良い援助者となれるよう、家庭との連携を密にしていく。
(7) 子どもが安全かつ安心して園生活を送れるよう、園舎及び園庭の環境整備を行うと共に、園よりの一斉メールを活用し、防犯・防災情報の発信にも努める。
(8 ) ホームページやブログ等を活用し、園での子ども達の様子を少しでも伝えられるよう努める。
2. 評価項目の達成及び取組状況
評 価 項 目 結果
(1) 園児が園生活を楽しめている ( A )
(2) 園児の中に自己肯定感が育っている ( B )
(3) 園児が良好な友達関係を築けてい ( A )
(4) 園児の基本的生活習慣の育ち ( B )
(5) 園児の中の自立心・自律心の育ち ( B )
(6) 教師の園児への対応・援助について ( A )
(7) 園の家庭との連携について ( A )
(8) 園のいじめ防止対策について ( A )
(9 ) 園の教育目標等を伝える努力について ( A )
(10 ) 園の保育参観の設定・回数について ( A )
(11) 保護者からの意見への対応について ( A )
(12) たよりやホームページの活用について ( A )
(13) 園の行事の充実度・保護者の協力 ( A )
(14) 園の施設整備、環境美化について ( A )
(15) 園の安全に関する取り組みについて ( A )
※評価の根拠 保護者アンケートの結果 肯定的評価が90%以上のものを(A)
おおむね達成されているがさらに努力を要する課題があると考えられるものを(B)とした。
3. 学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果 [ B ]
【 評 価 理 由 】
本年度の目標として設定した8項目について、保護者アンケート結果等を参考に振り返ってみると、園児・保護者共に友達関係や行事等を含む園生活については、今年度も概ね満足のいく結果であったと思う。
園が目指している子どもの「自己肯定感」「自立」「自律」の育成という点では、年齢と共に育ちは感じられるものの、九艇的評価は年中・年長児でも70%程度であり、「ややそう思う」の比率が高く、今後更に家庭と連携し育成に努める必要性を感じる。 また、ホームページの有効活用や、安全に対する指導の周知徹底についても今後さらに努めていきたい。
園の教育内容や取り組みについて、このように保護者の園に対する評価が、安定して良好であることは偏に教師陣の努力の賜物と感じている。
但し、園児募集については、次年度は在園児の弟妹が多いので新入園児が13名となり、希組からの進級組と合わせ18名で、19年度の卒園児数と同じとなったが、在籍者50名以下のスタートとなる。今後満3歳児の予約者前期3名・後期5名が随時入園予定であるが、運営的厳しい状況は変わりない。
新制度への移行をしたことで人件費面での経営改善は多少見込めたが、園児の成長のためにも、これ以上の減員は許し難い状況である。外に向けての発信力の弱さを補うよう努めるとともに、保育料無償化時代を迎え、園の独自性をしっかり打ち出していく必要を感じている。
また、園開放事業やホームページを活用し、次の園児募集に向けて、一人でも多くの園児入園に努めることが求められる。
また、今年度末から取り掛かる耐震補強工事については、工事中の安全に配慮し、より良い環境整備に取り組んでいきたい。
学校評価アンケートとともに保護者より出た質問や要望についても、園児のために必要と思われるところは、回答のとおり改善に向けた取り組みをしていきたい。
4. 今後取り組むべき課題と取り組みについて
・園児の「自己肯定感」「自立」「自律」の育成
園児が、自分の良さに気付けるような声掛けが日常的にできるよう園でも努めると共に、「自立」「自律」への意識向上のためにも、園生活での働きかけに止まらず、家庭との連携を強化し、より良い援助の在り方等について保護者の意識向上に努める。
・ホームページ等の有効活用
「保護者のページ」等を更に充実させ、園児の活動の様子や園の情報公開に努め、保護者や幼稚園をお探しの方に園の様子がより良く伝わるよう努める。
・安全教育の充実
園児の防災・防犯意識を高め、いざという時に迅速な動きが取れるよう地区の消防署や警察とも連携し、まず教職員の意識向上、防災・防犯計画等の周知徹底に努める。
・環境の整備
園舎及び園庭の安全管理に留意し、環境の整備に今後も取り組んでいく。
・学校評価の共有
学校評価アンケートを実施し、園の運営状況等についても教職員やPTAとも共有し、より良い園の教育活動に活かせるようなものにいていく。
・園児募集への努力
本園の教育の独自性や良さについて教職員間で共有し、子どものより良い成長を目指すことを通して、一人でも多くの園児を確保できるように努力する。
5. 学校関係者評価委員会の意見
2020年2月19日(水)に委員会を実施し、委員から園の保育内容及び取り組みについては、保護者からも安定的に高い評価を得ており、今後ともめぐみの保育内容の良さに自信を持って、本質が変わらないように実践し、保護者にもそこを理解をしてもらえるよう努めてほしいとの前向きな評価をいただいた。
しかし、園児数の低迷については、少子化の時代ではあるが、もっと園の本質(目に見えない良さ)を知ってもらうための工夫と努力をする必要性を感じるので、今後の園児募集にあたり考慮していきたい。